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2004年08月10日 ■コンクリート護岸を壊して磯を再生
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壊す公共事業
かつて日本の漁業は、沿岸を中心に成り立っていた。それが、いつしか技術の発達により、遠洋まで魚場を広げ、漁船の大型化に伴い、コンクリートで固めた大きな漁港が日本各地に誕生した。
漁港ができると、潮の流れが変わり、周辺の海岸が侵食され、今度は護岸の侵食や、高波を避けるために防波堤や人口護岸が次々と設置された。
利便性が上がった半面、巨大な構造物と引き換えに、海岸に広がる砂浜や海苔やワカメの生殖地だった磯が姿を消した。砂浜や磯は、子どもの遊び場や、高齢者でも働ける身近な漁場でもあった。
住民の声を反映させたはずの公共事業がもたらしたものは何か。
漁業を主産業とする青森県旧大畑町で、過去の公共事業を見直し、住民の新たな合意形成によるまちづくりが行われた。護岸を壊し、自然の磯を再生。
その結果、地元建設業者には、近自然工法という新たな技術が身につき、磯を中心とした近海漁業も復活した。
投稿者 machizukuri : 更新日2004年08月10日
