« 2005年06月 | メイン | 2005年08月 »
2005年07月25日
第75号

暗:大阪市公費乱脈事件の実態を暴く
大阪市内で昨秋以降、職員への過剰な福利厚生費やカラ残業、ヤミ手当、ヤミ専従など違法な公金支出が相次いで発覚した。こうした市の不正行為を長年追及していたひとりの主婦がいる。市民団体「見張り番」の代表世話人を務める松浦米子さんだ。「今の大阪市の状態はヤミの中の行政です」―。松浦さんを交えた大阪市内のシンポジウム会場に鋭い声が響いた。
明:3年余で18億円以上のビジネス実績
批判が集まる大阪市だが、中には民活を導入して中小企業支援策で着実な実績をあげているセクションもある。市経済局は13年度末から市内中小の製造業者を対象にした支援事業「ビジネスチャンス倍増プロジェクト」を進め、3年余のうちに18億円以上の実績をあげた。
全国宿泊施設人気ランキング1位「仙仁温泉の湯」
1年先まで予約がいっぱいという人気の温泉旅館が長野県須坂市にある。1泊2万2000円から4万6000円と決して安くはないが、客の60%がリピーターで、昨年のリクルートが行った調査では「また行きたい宿・満足度」で全国ナンバーワンとなった。社長の金井辰巳氏(52歳)が会社経営の哲学を語った。

地域計画で農村は輝く
「人口構造まで踏まえた地域計画をつくりあげれば、農村は輝く」。島根大学の保母武彦副学長が講演した。
全国12県で森林環境税を導入
全国で森林環境税の導入が進んでいる。平成17年4月までに高知県など12件、18年4月からは兵庫県など4県が導入する。ほか27都道府県も検討中だ。独自の財源確保として注目を集める森林環境税を一挙公開。
大阪市内で6月26日にあるシンポジウムが開催された。「迫られる自治体改革?大阪市から考える」という硬いテーマながら、500人余りの市民が会場に詰めかけた。大手新聞社の主催とあって、そうそうたるメンバーがパネラー席に顔を揃(そろ)えた。鳥取県の片山善博知事に、千葉大学の新藤宗幸教授、慶應義塾大学の上山信一教授、フリープロデューサーの木村政雄さん、そして、大阪市の関淳一市長。
だが、参加者の関心を最も集めたのは、ひとりの主婦がパネラーに加わっていたことだ。市民団体「見張り番」の代表世話人を務める松浦米子さんである。
大阪市で昨秋以降、職員への過剰な福利厚生費やカラ残業、ヤミ手当、ヤミ専従など違法な公金支出が相次いで発覚した。こうした大阪市の不正行為を長年追及し続けていたのが、松浦米子さんだ。松浦さんは1989年に発覚した大阪市のヤミ手当問題をきっかけにオンブズマン活動を始め、情報公開や住民監査請求などを通して大阪市政を監視している。獅子奮迅の活動を続ける彼女は、大阪市幹部にとって『天敵』のような存在だ。その松浦さんと関市長が同席したことで、会場内には一種独特の緊迫感が漂っていた。
「なぜ、このような事態になったのかということですが、その原因を説明するのは難しい」
コーディネーターの新藤教授の問いかけに関市長がこう答え、シンポジウムがスタートした。関市長はこんな弁解を続けた。「2期8年の助役時代、市長助役会議も5分程度で終わっていた。各局単位で動いていて、自分の担当部局以外はわかりにくかった。閉鎖的で風通りが悪いと、中にいた私も感じていた。ここまでなったのは役所全体の長年の慣行惰性によるもので、内部から変えるべきものだった」
もちろん、大阪市の職員への厚遇ぶりは長年の慣行の一言ですまされる程度ではない。市から補助金を年30億円から受ける市職員互助組合が、毎年数万円分の家電製品や観劇券を配布したり、子どもの入学時に祝い金4万5000円を支給していた。また、条例にないヤミの退職金・年金がOB1人当たり380万円も支払われていた。このほか、特殊勤務手当が月1万4000円ずつ一律支給されていたり、市の被服費からスーツが2?3年に一度配布されていた。
こうした不正行為が外部の力によって明らかになったのだが、松浦さんはこう鋭く指摘した。
「今の大阪市の状態は『ヤミの中の行政』です。16年前は市幹部と議員の癒(ゆ)着でしたが、今回はそこに労働組合も加わり、癒着のトライアングルとなっています。大阪市は文書を残さず、情報を公開しません。今回の職員厚遇問題も内部では『ばれた時がなくなる時』といわれていました。いま改革案作りがすすめられていますが、市民が参加できていません。市民をバカにした行政です」
詳細は紙面で
投稿者 machizukuri : 更新日2005年07月25日 | コメント (0) | トラックバック
■シリーズ市町村合併の光と影
国...
国からのアメとムチに例えられる平成の大合併。光と影を総力を上げて、徹底取材する。

■合併論議低調な北海道
■法定協かけ持ち相次ぐ
(高知県中土佐町、香川県国分寺町、栃木県高根沢町)
■全国で巨大議会が出現
(青森県弘前市、秋田県大仙市、山梨県南アルプス市、新潟県魚沼市、長崎県対馬市)
■公営ギャンブル存続がテーマ
(群馬県桐生市)
■不自然な飛び地合併
(群馬県桐生市パート2)
■お隣同士で新市誕生
(香川県さぬき市、東かがわ市)
■お見合い相手めぐりドタバタ
(埼玉県大里地域)
■都市間競争に燃える政令市
(千葉市、さいたま市)
■「地域自治区」制度は両刃の剣
(島根県浜田市)
■何とも残念、合併せず
(関西文化学術研究都市の建設が進む京都府精華町と木津町)
■町が消えても自治は残す
(全町民参加のNPOを設立した新潟県安塚町)
■本紙調べ・特例債は推定13兆円
(17年正月特集号で本紙が予測)
■不自然な『飛び地』合併 歪な形に憤まんやる方なし
(群馬県桐生地域の合併事情パート2)
■離婚前提に新婚生活をスタート、最重要手続き怠る
(確定した合併の白紙撤回めぐり粉砕!青森市・浪岡町)
■合併優等生の石川県で先導者らが繰り広げる「民意なき戦い」
(石川県奥能登の合併事情)
■電撃結婚の合併、全国最速の合併協議
(わずか9時間、長崎県小佐々町の編入合併)
■課長職を全職員の投票で選ぶ。人口日本一の村
(岩手県滝沢村)
合併優等生の石川県で先導者らが繰り広げる『民意なき戦い』
sample
「住民の心を踏みにじるような合併ですよ」。石川県奥能登に位置する穴水町で個人業を営む男性は憤慨する。穴水町は、隣接する門前町との合併協議を1年以上も続けてきたが、昨年8月、門前町議会が突然、合併離脱を議決したことから、法定協議会は空中分解。2町の合併を推進してきた門前町の引地捷(はやし)前町長は、議会との意見対立を理由に昨年11月、自ら辞職するという前代未聞の事態へと発展した。住民の支持を得て新たな町長に当選したのは、門前町―穴水町の2町ではなく、奥能登で圧倒的な観光集客力を持つ輪島市を含めた1市2町の合併を提唱し、住民の支持を集めた宮丸冨士雄氏だった。
ところが、今度は、1市2町の合併協議が始まる直前になって、輪島市議会の中から、穴水町を加えることに異論が飛び出した。真っ二つに議会は分裂し、議長決定という異例な形で、1市2町の枠組みは幻へと消えた。一部の先導者たちによって振り回された住民からは、怒りの声が上がっている。
詳細は紙面で
投稿者 machizukuri : 更新日2005年07月25日
2005年07月19日
北海道「北の屋台」17万3000人の集客と3億円を超える売上げを記録(坂本)
...
今、全国的に屋台がブームです。このブームは私たち帯広の北の屋台が火を点けたと自負しています。2001年7月末にオープンした北の屋台は、毎年着実に右肩上がりに成長を続け、04年度は帯広市の人口(17万2000人)以上の17万3000人の集客と3億円を超える売上げを記録しました。この実績が中心市街地活性化の成功事例として紹介されたことで全国各地に北の屋台をモデルとした屋台村が30カ所ほども企画されてます。
北の屋台の費用対効果を考察すると、北の屋台はまちづくり事業としては予算面でも優良な超ローコスト事業だということが分かります。いわゆる「箱物」と言われる建物を建設するハード事業では何億円もの費用が掛かってしまいますが、屋台はソフト重視の事業であり建物も仮設物ですから総額7500万円という小額で事業が出来ました。
内訳は、組合側の負担は厨房建物の建設と上下水道配管・電気配線に3000万円(150万円×20ブース)、トイレに900万円、シンボル像や植樹やロードヒーティング等に600万円の計4500万円でした。出店者側の負担は、屋台制作費・什器備品・冬囲い制作費の3つがそれぞれ平均50万円で、1軒150万円×20ブースで計3000万円、これらの総合計で7500万円でした。
北の屋台の開業場所は160坪程度の面積を19台の月極駐車場として使っていた土地ですから、たった19人しか使用しない場所だったわけです。その場所に年間17万3000人が訪れる場所になったのですから9100倍以上の人が使用する場所になったということになります。
経済的な面で言っても、年間456万円(2万円×19台×12ヶ月)の駐車場料金収入しか生み出していなかった場所が68倍の3億1000万円の売上をあげる場所になりました。この場所からの収入により生計を立てている人間が20人以上も生まれたと言うことがなによりもすごいことです。
この企画の検討を始めた1999年4月から2年半の調査研究、宣伝期間を経て、01年7月29日にオープンしましたが、この間は「北海道みたいな寒いところで屋台なんか出来る訳がない」という誤った思い込みを持った周りの人達から散々馬鹿にされてきました。
しかし、屋台の本場である福岡と帯広の気候風土のデータを比較してみると、福岡よりも帯広の方が最適地だったのです。実際にこの3年11カ月の間で天候を理由に休業した日は1日もありませんでした。
屋台はすべて飲食業ですが、大農業生産地という地域の特色を活かした「地産地消」を心掛けた結果、客層の6割を地元客が占めており、通年で安定した成績を上げています。

【著者プロフィール】
坂本 和昭(さかもと かずあき)1958年1月29日帯広市生まれ。祖父勝が帯広で商売を始めたのが1905年(明治38年)であるから今年で100年目、現在の社屋が建っている場所で80年目を迎えた生粋の道産子。
帯広柏葉高校、駒澤大学法学部法律学科を卒業後、プロマジシャンを目指すも父親の反対で断念し家業に就く。92年、坂本ビル梶E坂本商事椛纒\取締役社長就任。96年、十勝環境ラボラトリーを設立。00年、北の起業広場協同組合を設立し、人の個性が輝く事業を推進して帯広の地域活性化、まちづくりに力を注ぐ。05年、内閣府等から「観光カリスマ百選」に選定され「屋台村を核とした観光・地域づくりのカリスマ」としても活躍中。全国各地に「北の屋台」をモデルとした屋台村が続々と誕生しており、講演活動に忙しい毎日を過ごしている。 妻、一男二女の5人家族。趣味のマジックは玄人はだし。
受賞歴:02年「北のまちづくり賞・北海道知事賞」、02年「北海道新聞社北のみらい奨励賞」、04年「日本都市計画家協会賞・大賞」、04年「あしたの日本を創る協会ふるさとづくり賞・内閣総理大臣賞」
投稿者 machizukuri : 更新日2005年07月19日 | コメント (0) | トラックバック
2005年07月15日
第74号

どうなる!? 指定管理者制度
公共施設の管理運営を民間企業やNPOもできるようにする「指定管理者制度」により、全国自治体で、公共施設の民間公募が相次いでいる。これまで自治体や外郭団体に限られていた市場が、民間開放されることによって、三菱総合研究所では、今後、新たに生まれる市場が潜在的に10兆円を超えると見る。一方で、外郭団体離れができずに、公募選定と銘打ちながらも外郭団体を優先させた「出来レース」を繰り広げる自治体や、リスクを顧みず市場参入をねらう無謀な民間企業やNPOも少なくない。
指定管理者トップ企業が明かす「サービス向上の技」
ビール教室やお茶風呂を企画し、少ない予算でイベントを相次いで成功させているアクティオ梶i東京都目黒区)。館長や副館長に受付業務を任せるなど徹底したコスト削減を展開する西武造園。少ない費用でもサービス向上を実現させるテクニックを公開。
指定管理者制度の先進自治体
全施設で利用者アンケートを実施し、ABC分析で理想的な指定管理者制度の導入を進める千葉県市川市。観光施設や図書館を中心に、指定管理者制度の導入実績を伸ばす北九州市。全国初の市場化テスト導入をねらう大阪府。
市民参加型ジャーナリズムは日本で可能か?
オーマイニュース呉連鎬代表
(オ・ヨンホ)

今、日本のマスコミ業界が、こぞって注目しているものが韓国にある。「すべての市民は記者である」というスローガンのもとに、5年間で4万人近い市民記者によるインターネットサイトを創出したオーマイニュースだ。同社主催による世界初の市民記者フォーラムが韓国ソウルで開かれた。
公共サービスの隠されたトリック
「税金制の公共サービスは、料金制より満足度は低い―」。インターネットによる市民アンケート調査を展開する潟潤[ド研究所の大島章嘉代表が、その理由を分析する。税金制サービスの1世帯1カ月あたりの税金支出額(浦安市のデータ)も公開。
年間17万人の集客。北の屋台(帯広市)
(左)北の屋台開業前 (右)北の屋台開業後


北海道帯広市の帯広駅北側にある屋台村「北の屋台」は、わずかな金額で中心市街地が見事活性化した成功事例だ。160坪程度の敷地に20軒の屋台が連なり、年間17万人を超える集客と3億円を超える売り上げを誇る。仕掛け人、北の起業広場協同組合専務理事の坂本和昭氏(50)が、北の屋台が生み出す地域経済効果をリポート。
三菱総合研究所の調べによると、全国の自治体が運営する施設で、民間開放の可能性があるのは約40万施設。同研究所の鎌形太郎主席研究員は「仮に、すべてに指定管理者制度が導入されたとすると、運営費だけでも10兆5000億円の市場が生まれることになる」と説明する。
ただ、同研究所の調査によれば、実際に各自治体が民間企業らを含めて広く公募選定を予定しているのはこのうち2割弱。このため、現時点での市場規模は2兆円程度と推測する。それでも、ホテルや人材派遣を超える市場規模が期待できる計算だとする。
しかし、これも絵に描いた餅になりかねない。都市部を中心に、指定管理者制度の受注実績を上げている、ある民間会社の役員は「広く公募すると銘打ちながらも、実際には既存の委託先である外郭団体が優先されるケースが多い」と証言する。
同社では平成15年末に、会社として初の指定管理者制度による受注を果たすが、その後、8カ月間は全国各地でコンペに挑んでもことごとく2位が続いた。「客観的にどう考えても、当社が勝ると思っていましたが、結果は、それまで施設を管理していた外郭団体がすべて1位となっています。これでは言い方が悪いですが、指定管理者制度の市場は見せかけと言わざるをえません」(会社役員)。
自治体側にも事情がある。民間企業の実績などを評価しようにも、現時点では、指定管理者制度は始まったばかりで、あまりにサンプルが少ない。加えて、「公の施設のことを十分理解せず、運営費がしっかりと試算できないままコンペに挑むような民間業者やNPOもある」との不安も出ている。
また、法律では、来年9月までに指定管理者制度へ移行することが求められており、条例手続きなどを含めると時間が足りず、とりあえず、既存の外郭団体に委託したり、名前を知っている地元企業を優先させることで、当面のリスクを避けようという動きもあるようだ。
鎌形研究員は「地元企業にノウハウが無い場合もあるし、逆に、大手企業が受注しても、地元雇用をするので地域活性化が期待できる部分もある。頭から地域要件を設けるのではなく、地域経済効果について提案の中で評価・選定することが大切」とする。
詳細は紙面で
投稿者 machizukuri : 更新日2005年07月15日 | コメント (0) | トラックバック
2005年07月05日
第73号

特集 震災対策
「地震で人を死なせない」。神奈川県平塚市の男たちが、1年余りで市内を中心に10軒の耐震改修を行い、年内100軒以上の改修を予定するという驚くべき流れを作り出している。
最新の地図データが震災復旧の鍵を握る
北海道池田町は、平成15年の十勝沖地震で、町内いたるところで破損した水道管をわずか3日で完全復旧させた。GIS(地理情報システム)の効果的な活用方法を聞く。
災害に役立つ新アイテム
■災害緊急時の移動式照明(カヤバ工業)
■防浸型・高耐久携帯無線機(ケンウッド)
■地震の感震機(生方製作所)
■震災時に停電しても飲料水を取り出せる自販機(富士電機リ
テイルシステムズ)
若き44歳で全国市議会議長会の新会長に
「三位一体改革」の第1期改革の最終コーナーで、全国市議会議長会の新会長に国松誠・藤沢市議会議長(44)が就任した。
耐震改修事業、民がやる!
いつ起きてもおかしくない東海地震などを想定し、耐震化を迫られている国内の住宅は1150万戸。切歯扼腕(せっしやくわん)しながらも行政が進めてきた国内の改修実績は累計3500戸。対象住宅に対するウエートは実に0・03%にしかならない。
遅々として進まない耐震化だが、これに対し神奈川県平塚市の市民組織は、「地震で人を死なせない」という思いを持った男たちが八面六 (ろっぴ)の活躍をし、1年余の間で市内を中心に10軒の耐震改修を行い、工事予約だけで30件以上、年内100軒以上の改修を予定するという驚くべき流れを作り出している。
従来、行政主導で推進しようとして、まったく進まなかった耐震改修事業。市民組織が独自の取り組みを始めたことから全国初といわれるモデルが誕生しようとしている。行政・企業が行ってきた耐震改修という事業を、なぜ市民事業が担うことができたのか?成功の秘訣を探る。
神奈川県平塚市では今年2月、地域住民で構成する市民組織「平塚耐震補強推進協議会」が発足した。市内に2万戸あるといわれる耐震化の必要な住宅を対象に耐震改修を進めることがテーマだ。
「協議会」が推奨する耐震工法の代表は「耐震後付(ワイヤー)ブレース工法」。協議会会長で一級建築士でもある大平延行さんと、構成メンバーの福井義幸さん(拠n域住環境研究所代表)の2人が考案した。住宅の必要な部分にワイヤーをタスキがけに取り付け耐震化を図る。簡易な施工方法であるため、1カ所あたり20万円程度で済み、他工法と比較しても格安であることが大きな利点だ。
平塚市は16年度から耐震改修工事への補助制度※をスタート、17年度でも引き続き実施している。
「ブレース工法」は今年、市の工法認定を受けたこともあり、既に工事予約だけで32件(6月15日現在)、年度内には100軒以上の住宅への導入を予定している。
マイホームを凶器にしない!
「協議会」構成メンバーで今回の市民事業の中心となった木谷正道さん(57歳)は「市は16年度から助成制度を始めたが初年度の実績は3軒だった。ブレース工法が、今年3月に市で認定を受けたこともあり、われわれとしては17年度では100軒以上への導入を予定する。18年度以降には、年間2000軒まで増やしたいと考えている。ただ仮に2000軒がクリアできたとしても、市内2万軒すべてに導入するには10年かかる。平塚市は東海地震の指定エリア。さらには小田原地震も迫っている。早急な耐震対応が求められている。そこで市民活動を立ち上げた」と語る。
平塚の市民活動は、14年8月に発足した「東京いのちのポータルサイト」(東京)に原型がある。平塚市在住だが、東京都庁職員でもある木谷さんは同組織にかかわっていた。同市民組織のミッションは震災対策。その活動の中で木谷さんは、阪神大震災では研究の結果、死因の83%が建物倒壊によるものであることがわかった。マイホームを凶器にしないこと、つまり耐震化事業が木谷さんのテーマとなっていた。
木谷さんは自らが住む平塚市で市民主導の耐震化事業を進めたいと考えた。友人の篠原憲一さん(58歳)らに呼び掛けて15年8月「ひらつか防災まちづくりの会」(代表=篠原憲一さん)を設立。同会は、その後、年間40回以上の防災講演会など市民への啓蒙活動を実施、そうした事業が認められ16年度の防災まちづくり大賞総務大臣賞も受賞している。
そして今年2月、耐震補強を進めるための核組織となる「協議会」を立ち上げた。
詳細は紙面で
投稿者 machizukuri : 更新日2005年07月05日 | コメント (0) | トラックバック
2005年07月01日
作家・山下諭一のブログ
s...
shinkenまちづくりWEB好評連載中の「消え行く日本文化」の著者。
食と文化と、ちょっとだけお色気ありの、山下ワールドをお楽しみください。
http://machizukuri.info/blog/series/
投稿者 machizukuri : 更新日2005年07月01日
