2005年11月

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2005年11月25日

第87号

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日本酒づくりが発想の原点!微生物で汚水を浄化

 「約40億年前、地球は灼熱と猛毒の世界だったと言われている。大気中に酸素はなく、放射線が飛び交い、硫酸の海に覆われていた。こうした環境の中でも微生物が誕生、増殖し、汚染物質を浄化して現在の青い地球をつくりあげた―」。この微生物の力を利用することで、下水道の汚泥や、ダイオキシン、さらには放射性物質など、現代社会における汚染物質を分解、浄化する試みが進められている。技術を発明したのは、元・酒造会社の当主で環境微生物学博士の高嶋康豪氏。麹と酵母という異なる菌が共存・共栄し、糖とアルコールを創りあげている日本酒づくりを発想の原点に、自然界の微生物の力を最大限に引き出す―。

ペットボトル加湿器に転倒の危険

 国民生活センターは、ここ数年、インターネットや家電量販店などで販売されているペットボトルを利用する比較的安価な加熱式加湿器について「構造上、安定性が悪く転倒しやすかった」「蒸気や転倒時に流出する水の温度が高く、やけどを負うおそれがあった」などの調査結果をまとめた。

緑茶でインフルエンザ予防

 シリーズ「身近な薬草と健康」、今回のテーマはチャ。疲労の回復や強心、利尿、殺菌などの効果を紹介する。

まちづくりメッセ2005開催

messe-kaijyo.jpg 「まちづくりはビジネスだ!」をキーワードに、当社は11月8日〜11日までの4日間、東京ビッグサイトで「まちづくりメッセ2005」(第1回)を開催した。ブースには、国土交通省・内閣府・環境省・農林水産省がテーマ展示をしたほか、まちづくり市場でビジネス化を進める企業31社が出展。期間中は「地域再生」「耐震補強」をテーマとしたセミナー・フォーラムや「実践!まちづくりツアー」なども実施した。

捨てられていた食品を有効活用。発酵技術で健康豚

 割れてしまったお菓子や乾麺など食品工場で廃棄処分されている規格外商品、スーパーなどで若干、賞味期限が切れただけで捨てられている商品の数々−。「未利用資源」と呼ばれるこうした食材を、発酵技術によって豚や牛の安全な飼料にする取り組みが始まっている。

食品工場から出された規格外商品
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発酵飼料で育てられた豚肉は脂がさっぱりしていて好評
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「チェルノブイリの放射能だって消せる」

 大型鉄鋼物などの製造を手がける石川島造船化工機梶i東京都江東区、社員200人)は、会社のトイレや従業員用の風呂などから生じる雑排水を、高嶋康豪博士(地球環境秀明代表取締役社長)が開発したプラントで浄化し、再利用している。社内の水洗トイレ、植栽、工場で使う作業用水は、このプラントで処理した水。下水道はつながっているものの「今はほとんど使っていない」(宅崎芳郎取締役顧問)という。
 施設を設置したのは2002年の11月。1日に約6m3の汚水を処理するが、これまで汚泥の引き上げは1回も行っていない。さらに、この水を入れている池には、3年間、餌を与えない状況で金魚が生き続けている。「水中のプランクトンがいつも豊富なためでしょう」(同)。
 石川島造船化工機鰍フプラントは、特殊な菌を培養して汚泥を浄化させているわけではない。高嶋博士の複合醗酵という技術で、日常的に空気中や水中に存在する、多様な微生物の力を有効に活用しているのだ。
 高嶋博士によると、微生物の働きには、物質を酸化して腐敗させるものと、醗酵・分解・合成するものの2通りがある(左図)。
 例えば、野菜や果物、魚や肉が腐り、悪臭を放つのは前者、日本酒や納豆、味噌など常温でも有効菌の働きによって腐敗せず、生命にとって有効なものをつくり出すのが後者だ。
 高嶋博士の技術は微生物の働きを後者に誘導する情報をもった媒体(酵素)と、すべての微生物が共生・共存できる環境を整えることで、酸素を好む好気性菌、酸素を嫌う嫌気性菌、さらに光を好む菌、暗い場所を好む菌が、すべて有効に働くことを可能にした。
 高嶋博士は「いままでのバイオテクノロジーは、単一の微生物種だけを培養して、一つの醗酵による生産物質を生み出すものでしかなかったが、自然界には、空気中でも1CC中に7〜8個の種類の空気浮遊菌が存在しており、土壌1CC中には1億個もの多種多様な生物が存在し共存している。単一の微生物種だけを純粋培養する今までの科学は、残る99・9%の微生物を無視したものだった」と指摘する。つまり、単一微生物種だけをいくら増やして自然界に入れてみても、自然界に既に存在する多様な菌が受け入れるはずがなく、結局は、死滅させるだけだというのだ。
 逆に、既存自然界に存在する多種多様な微生物の力を共存・共栄させ、有効に利用すれば、砂漠のような不毛な地にも緑を創り出すことができるし、汚泥ばかりか、ダイオキシンやチェルノブイリの放射性汚染物質まで浄化できると高嶋博士は語る。
 「広島に原子爆弾が投下されたとき、アメリカの学者は、広島は50〜100年にわたりまったく不毛の地と化すだろうと予想していた。それにもかかわらず、半年後には、雑草が生え始め、草花、草木もそれに続いて生長した。これは広島の土壌内と空気から運ばれる微生物らが、何らかの形で融合して、放射能を分解消失できるエネルギーを生み出したから」(高嶋博士)。
 実際、高嶋博士が1年半前にウクライナのチェルノブイリにおいて行った研究では、放射性物質の浄化が確認されているという。この成果は、ウクライナ政府からも評価され、博士は近く、同政府との本格的な実験契約を結ぶ予定だ。
 高嶋博士は「人類は産業革命以降、最大の環境破壊である戦争をはじめ、さまざまな方法で自然を傷つけてきた。特に、第二次世界大戦後の産業の大規模化、人口の増加などにより、環境破壊が進行し、自然のすべての生態系が崩壊の危機に直面している。環境問題の真の解決は、40億年生き抜いてきた微生物のエネルギーを利用して、エントロピーをエコロジーに変えるしかない」と話している。

続きは紙面で

投稿者 machizukuri : 更新日2005年11月25日 | コメント (0) | トラックバック

2005年11月17日

信州バイオファーム有限会社

有...

有機循環農業の実践と農業者ネットワークを考える。
http://www.biofarm.jp

投稿者 machizukuri : 更新日2005年11月17日 | コメント (0)

2005年11月15日

第86号

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京町屋を残せ

 京町屋を残せ―。
 地域の歴史・文化的資産である建築物を保全をするため京都では、不動産証券化(ファンド)手法を導入し、全国初のケースではと注目されている。証券化により地域住民などから集めた資金が町屋再生を促し、テナントからの賃貸料を原資に2%〜3%の配当利回りを想定する。

これからは「新・現役」の時代です

shin-geneki.jpg平均寿命が80歳を超えた日本では、想定外の現象がいくつも生まれている。例えば活力溢れる高齢者の存在であり、その一方で、覇気を失った若者たちの増殖だ。老人は弱者で若者は強者といった見方は、いまや現実から目をそらした固定概念としか言いようがない。「地域が高齢者を支える時代」から「高齢者が地域を支える時代」に急激な勢いで変わりつつある。「新・現役」として活躍する事例を紹介する。

省庁に対する重要度と満足度を聞きました

 ワード研究所は、各省庁に対する重要度と満足度の市民意識アンケートの結果をまとめた。その結果、重要なものほど満足度が低い意外な傾向が見えた。
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京町屋を残せ

 京都府内の不動産業者などが検討を重ね、独自の力で、まちづくりの新たな手法を進めている。証券化により地域住民などから集めた資金が町屋再生を促し、テナントからの賃貸料を原資に2%〜3%の配当利回りを想定する。小規模で古い建築物は本来、ビジネスベースの対象施設としては適さないが、収益物件との組み合わせなどによりクリアできるという。このほか京都では地域住民の寄付などによるファンドも創設し、保全目的の町屋改修工事へ助成する仕組みもできた。まちづくりの象徴となる歴史・文化的な建築物を、どう残すことで地域活性化へつなげているのか?

 京都府内の不動産会社8社で構成する京都不動産投資顧問業協会は18年1月〜2月に、京都市内の町並みの象徴に位置付けられている町屋3軒を対象に不動産証券化を行う。
 資産総額は1億2000万円を予定。このうち4000万円は地元金融機関からの融資を受ける。残り8000万円を投資対象とし広く全国から出資者を募る。1口は20万円〜30万円。100人〜200人の出資者を想定している。
 事業期間は5年間。3軒の月額賃料は合計63万円を予定し、投資家に対する配当利回りは2%〜3%を想定している。

※不動産証券化=所有権が流動化しにくいとされる不動産を株式などに小口化して投資家に販売し流動化を図る。不動産管理をして生み出された収益は投資家に配当する仕組み。
※町屋=都会にある伝統的な庶民住宅。職住近接。京町屋は平安中期に起源を持ち、原型は江戸中期に形成されたといわれる。田舎にある伝統的庶民住宅が民家。

詳細は紙面で

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2005年11月05日

第85号

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地域再生を政府が支援?地域再生計画って何だ

 地域の経済活性化や雇用創出に向けた計画を、政府が支援する「地域再生計」が注目を集めている。今年4月1日に施行された地域再生法では、汚水処理、道路、漁港の3分野で複数省庁の補助金の一部を統合する「地域再生基盤強化交付金」が新設され、下水道なら国土交通省、集落排水なら農林水産省、浄化槽なら環境省―といった、省庁ごとの申請手続きが簡素化・迅速化された。
 地域再生計画には、この基盤強化交付金のほかにもさまざまな支援メニューが存在する。先進事例である三浦市の取り組みを追った。

まちづくりメッセ出展企業紹介

11月8日〜11日まで開催する、まちづくり新聞主催「まちづくりメッセ」の出展企業を紹介

□多世代共生型コミュニティ施設(パシフィックプログラムマネージメント)
□GISで防災・減災(パスコ)
□皆が「得」するリサイクル(三宝)
□立体画像で地権者と合意づくり(松下電工)
□全国初、災害情報協議会を設立(国土交通省荒川下流河川事務所)

マグロ日本一の座を目指し

 三浦市が進める地域再生計画は、地域の「弱み」を解決し、「強み」の部分はさらに伸ばしていくことで、最終的に1次産業と、2次産業、3次産業の組み合わせによって6次経済を構築しようというもの。交付金という「お金」ではなく、「お金を調達するための制度」という国の支援を活用したことが特徴だ。
 現状における市の課題(弱み)は、かつて日本一とまで言われたマグロ漁業が、昭和40年代後半から冷凍施設や流通加工施設など社会資本の整備に乗り遅れ、加えて海洋資源の減少などにより、低迷が続いていること。農業は、首都圏に近く流通面で恵まれていることもあり比較的に順調だが、農産物残さの処理が、近頃の問題として浮上してきている。このほか、環境面では、市の厳しい財政事情から、公共下水道の新たな事業着手ができない、老朽化が激しい衛星センターの建て替えができない――などの問題がある。
 一方、「強み」としては、ここ数年人気を集めているフィルムコミッション事業が挙げられる。三浦市は、首都圏からも近いし、海、山、そして町とさまざまな顔を持つ。このため市内での撮影を望む声は多く、年間40件ものロケが地元で実施されているという。弁当や宿泊費などによる地元経済効果は年間1800万円にもなる。
 環境を生かした観光誘致にも期待がかかる。市内には、近く首都圏近郊緑地に指定される予定の「小網代の森」をはじめ自然が豊富だ。こうした環境の良さから、風力発電施設や太陽光発電施設などの自然エネルギーを生かした取り組みも活発になっている。
 地域再生計画では、まず、マグロ産地としての地域ブランドを再生させた上で、近年伸びつつあるフィルムコミッションや、エコツーリズムなどを積極的に推進していくことを柱とする。
詳細は紙面で

投稿者 machizukuri : 更新日2005年11月05日 | コメント (0) | トラックバック