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2007年05月15日 第140号

遊びながら社会を学ぶ
空き店舗を抱える商店街にも刺激
子どもたちが仕事で稼ぐ疑似体験をしながら、自分たちの街をつくりあげていく「子どものまち」が各地に誕生している。好きな仕事で働いて、給料をもらって、買い物をして、市長や議員も自分たちの中から選出する社会学習の場だ。昨年秋、東京都豊洲に子どもの職業体験テーマパーク「キッザニア」(※4頁)がオープンして話題になったが、「子どものまち」の多くは、それ以前から子どもたちの職業体験の重要性に着目し、さらに街を自治するという民主主義の本質にまで踏み込んでいる。その効果は、子どもの教育にとどまらず、賑わいを失いつつある商店街にも影響を与えようとしている。国内の先駆けである千葉県佐倉市の「NPO子どものまち」の取り組みにスポットを当てた。
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観光地アンケートを分析
観光拠点のネットワークが長期滞在のカギ
国内でこれまでに観光を目的に最も長く滞在した観光地の上位3位は、1位北海道215人、2位長野県126人、3位沖縄県102人だった。北海道、長野、沖縄には、共通して「観光・探索」(合計84回答、19%)、「観光地の多さ」(合計61回答、14%)といった理由が多く、同じ道県内に複数の観光ポイントがつながりあっていることが、滞在期間を高めていると考えられる。
個別に見ると、北海道や長野県ではスキーやスノーボードなど冬季スポーツを理由に挙げる回答が多い。特に長野県はスノースポーツを挙げる声が、2番目の理由を2倍以上も上回った。沖縄県は特に目立った理由はないものの、「のんびり」「景色・自然」など、いわゆる癒し効果を求めて長期滞在する傾向にあることがわかった。
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キッザニアVS ミニミュンヘン
CSRと教育の両立は可能か
子どもがやりたい職業を体験し、給料を稼ぐといった遊びを通じて社会学習できるテーマパーク「キッザニア東京」が昨年秋にオープンして注目を集めている。それぞれの職業体験の施設は業種に沿った大手企業により運営され、教育とCSR(企業の社会的責任)の新たな融合の形が期待される。先行して、ドイツのミュンヘンで20年以上にわたって続けられている「遊びのまちミニミュンヘン」もまた、子どもたちが好きな仕事で稼ぐ子どものまちである。こちらも多くのスポンサー企業が支える一方、行政も4割の経費を負担しNPOが運営する。
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「アサヒスーパードライ」誕生の裏話
兵法活用の指揮管理術
経営状況悪化の中、昭和57年に常務取締役営業本部長に就き、まず社員のベクトル合わせに力を注いだ。経営理念・行動規範を、それぞれつくらせ、毎朝それを大きな声で読むようにさせた。まずは夢づくり。
企業イメージ向上運動「ニューセンチュリー計画」などのネーミングやキャッチフレーズを社員から募集することも行った
ベクトル合わせのためにはTQC(全社的品質管理)とCI(コーポレートアイデンティティ)の導入も。TQCは社員の気付きを良くするため。CIは企業イメージ統一のため。同時にリーダーの力量を補充することが目的だった。
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「単なる職業体験とは何かが違うのです」
こう語るのは5年ほど前から千葉県佐倉市の中志津中央商店街で「子どもがつくるまちミニさくら」を開催しているNPO子どものまち代表の中村桃子さん(30)。10年前、ドイツ・ミュンヘン市を訪れ、20年以上の歴史を持つ元祖・子どものまちミニミュンヘンに参加し、その感激から地元にミニさくらを実現させようと考えた。
ミニさくらは毎年3月末の春休みを利用して4日間、開催する。参加費は300円で、幼児から18歳まで参加できる。開催期間中は市内外から1日平均500人の子どもが訪れる。普段、シャッターが目立つ商店街もこの時ばかりは活気づく。
ミニさくらの仕組みはこうだ。まず受付で市民カードをもらい市民権を手に入れる。次に職安で自分の体験したい仕事を探して就職。仕事は、うどん屋、看板屋、工務店、新聞社、ラジオ局、手作り工房、市役所、警察など40種類以上が用意されている。それぞれ大人が口出しをしない程度に子どもの活動をサポートする。仕事をしたら銀行で給料がもらえる。時給は600「モール」。
モールとは、ミニさくらの中でだけ通用する子どもだけの通貨のこと。子どものまちの中ではモールを使って、買い物することや、うどんを食べたりすることができる。
子どものまちには病院もあるのですが、最初は本当に具合の悪くなった子どもだけを対象に、看護士の資格を持つお母さんと、病院で働く子どもが共同でケアをすることになっていたんですね。ところが、お客さんがあまり来なかったので、子どもたちが自分で出張マッサージ屋さんを始めて人気になりました」(中村さん)子どもの街の中にある学校をのぞいてみると、子どもが先生で大人が生徒。子どもたちが大人に教えることとは?「ミニさくらのミは見守ること。ニは忍耐すること。サは指図しないこと。クは口出しをしないこと…」子どもが黒板にこう書きながら大きな声で発表している。なるほど、大人たちへのメッセージというわけだ。
子どもたちの発想により、ミニさくらは開催期間中の1週間で、その顔を日々変えていく。商品の値段も乱高下を繰り返し、新たな仕事が生まれ、市長選や市議会選挙も行われる。街を自治する意味を、子どもたちは遊びながら学び取っていく。
<・・・続きは紙面で>
投稿者 machizukuri : 更新日2007年05月15日
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