2007年10月15日 第155号

まちなか回遊型の市役所が誕生
空きビルでの実証試験を経て230億円の巨大事業へ
「中心市街地の活性化」と言えば、まずは商業――と考える人が多いだろうが、新潟県長岡市では、まずは行政が率先して街の中に入ることで賑わいを取り戻している。高度経済成長期に郊外開発に併せて街を離れてしまった市役所だが、今、同市では中心市街地にある空きビルなどを活用して、まちなか整備課、商工部、企画部、中心市街地活性化推進室など数部署が回帰。それぞれ違う建物だが歩いて回遊することができる「まちなか型市役所」という全国的にもめずらしい取り組みを展開している。市では次なるステップとして、駅前に、市役所本庁舎と公会堂、屋根付きの大広場からなる市民協働をコンセプトに据えたシティーホールの建設を計画。
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あれから3カ月
柏崎復興の姿を見て思う
「がんばれ柏崎」。新潟県中越沖地震の被災から3カ月、柏崎市の街を改めて見た時、自然に心の奥からこう湧き出てきた。いまだに倒壊したままの家屋、その脇には、花束が飾られていた。商店街には、地面の歪みで剥がれたインターロッキングが1m程の間隔で積み上げられている。歩きにくい歩道、そして店舗や住宅に張られる「危険」の張り紙。それでも、市民は明るさを取り戻している。
仮設住宅では、警察官の巡回連絡に、元気に応じるお年寄りの姿があった。今回の被災は真夏に起きたため、避難所生活では航空機に使う巨大エアコンが取り入れられるなど苦労があったようだが、仮設住宅での生活も、この暑さでは決して快適とは言えない。それでもようやく仮設住宅での生活に慣れた住民の姿を見ることができた。
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中小企業の電力コスト削減「レッツ・エコスト」
電気料金契約見直し10万円から
省エネや環境問題に力を注ぐことが難しい中小企業向けのコスト削減サービス「Let'sEcost(レッツエコスト)」を開発したのが日置電機梶i長野県上田市)。ランニングコストの大半を占める電気に特化し、電気料金契約の見直しから機器を導入・運用までをサポート。分かりにくい導入費用を低価格・定額にすることで、経営者にも現場管理者にも分かりやすいサービスを提供。年間400万円の削減例もあり注目のサービスとなりそう。
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家庭用コージェネ「エコウィル」
発電機の耐久性を10倍に向上
都市ガスやLPG(液化石油ガス)を使う家庭の1次エネルギー・CO2削減の有力な手段として注目されるガスエンジン・コージェネレーション(熱電併給)システム「エコウィル」。意外と知られていないが、この発電ユニットを一手に製造しているのが本田技研工業梶i以下ホンダ、本社:東京港区)だ。車やオートバイで知られるホンダが家庭用に小型化した独自のガスエンジンと発電機技術を生かした発電ユニットを提供。発電機の耐久性を10年に向上するなどエコウィルの人気を支えている。
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新潟県長岡市
周辺で予定されている再開発事業にも行政機能を取り入れ、現在賑わいの中核となっている行政の回遊機能を継承させながら中心市街地全体の再生を図りたい考えだ。いきなり大型事業に投資するのではなく、空きビルを利用した実証試験とも言える長年の取り組みを生かし、事業成功の道筋を立てた市の施策は、国土交通省からも評価され、今年で2回目となる「まち交大賞(まちづくり交付金表彰制度)」で計画大賞を受賞した。
長岡市では現在、駅前の老朽化した厚生会館を取り壊し、市役所、公会堂、屋根付きの広場を備えたシティーホールを建設する計画を進めている。
実は、この厚生会館、市がかつて「市民文化創造フォーラム」という巨大施設を130億円の多額を投じて建設しようとしていたが、市民の反対で白紙に戻された因縁の建物。そして、8年前の選挙で建設の白紙撤回を公約に掲げ、草の根運動を展開して当選したのが現・森民夫市長だった。
その場所で今度は森市長が旗振り役となり、ふたたび大規模な建設事業を計画しているのだが、市民の反応は、むしろ「期待の声が大きい」と長岡市まちなか整備課は胸を張る。一体、どこに違いがあるのか――。
森市長は、平成11年の当選後、全市民を対象に厚生会館をどう利用していけばいいのかアンケートを実施。結果は、財政難時代に無理に大きな施設を造るのではなく、まずは市民が利用しやすく親しみが持てる施設を造ってほしいというものだった。
これを受け、市では実証試験として平成13年に大規模小売店が撤退した駅前の空きビルを活用して「ながおか市民センター」を開設。各種証明書の発行や申請の受付を行う市民窓口や子育て支援施設、求職相談、学習の場などが人気を呼び、1日1000人以上が利用、6年目の今年はついに200万人を超える街の集客拠点となっている。
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投稿者 machizukuri : 更新日2007年10月15日
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